
公務員試験用の証明写真で差をつける!撮影のポイントと注意点とは
公務員試験において用意する応募書類は、職種ごとにもとめられる準備内容が異なります。そのなかでも証明写真は、第一印象を左右する重要なポイントです。
この記事では、警察・自衛隊・消防・教員・行政職など、公務員をめざすみなさんのために、証明写真の基本ルールや職種ごとの注意点をくわしく解説します。
目次
就活写真ってなに?
就職活動における証明写真(以下、就活写真という)は、応募時の履歴書やエントリーシートに添付する写真です。
企業の採用担当者にとって、あなたの第一印象を左右する非常に重要な一枚となります。そのため、自信にあふれる表情であったり、応募する企業の雰囲気にマッチした写真を撮影し、採用担当者から好印象のしあがりをめざすことが大切です。
就職活動で知っておきたい「メラビアンの法則」
みなさんは、「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?
この法則は、1971年に心理学者アルバート・メラビアンが提唱したもので、人間がコミュニケーションから受け取る情報の割合を示しています。その内訳は、言語情報(話の内容)が7%、聴覚情報(声のトーンや話し方)が38%、視覚情報(見た目や表情)が55%を占めるというものです。特に視覚情報が第一印象に大きく影響するといわれていることから、この法則は「7-38-55ルール」や「3Vの法則」とも呼ばれます。
この法則によると、第一印象は出会ってわずか3秒で形成され、その印象がその後の評価に影響を与えるともいわれています。このことから、就職活動では、写真の表情や服装、髪型といった視覚的な要素が特に重要であることがうかがえます。応募先の企業や職種にあったイメージを演出するなど、上手に活用することで、自分の魅力を最大限にアピールできるでしょう。
このように、メラビアンの法則を意識した証明写真や面接時の身だしなみの準備は、採用担当者によい印象を与えるための効果的な手段です。この法則を活用し、就職活動を成功へと導きましょう。
公務員採用試験向きの写真とは?
公務員試験は、警察官・消防士・自衛官・教員・行政職など、公務員として働くために必要な試験です。
試験は主に筆記試験から始まり、職種ごとに面接試験や身体検査が続く流れとなります。その最初の関門ともいえるのが応募書類です。応募書類に添付する証明写真は、ただ本人確認書類をするためだけのものではなく、試験官にあなたの第一印象を与える重要な役割も担います。さらに、公務員試験は面接が実施されるため、証明写真と面接時の実際の姿に差異がないことがもとめられます。面接官が写真と実物を比較して違和感を持たないよう、ヘアスタイルや服装、表情などをととのえることが大切です。
このように、公務員試験に添付する証明写真は、ただの本人確認ではなく、「誠実さ」や「信頼感」など写っている人の人柄を伝えるという役割も果たします。写真を通じて、自分が公務員にふさわしい人材であることをアピールしましょう。
就活写真の基本ルール
就活写真の基本ルールは、公務員試験用の写真を準備・撮影・応募するときも大切なポイントとなりますので、きちんと確認しておきましょう。
そのうえで、応募する業種・職種・企業などによってもとめられるものが異なるため、自分がめざす職業にあわせた写真を用意することが大切です。
まずは、かならずおさえておきたい3つのポイントを解説します。
写真サイズなどの応募要項や締切の確認
就活写真を準備するときは、まず、もっとも重要となる「応募要項」と「締切」を確認します。
その内容にあわせて、必要書類と証明写真を用意しましょう。特に、就活写真は提出先によって写真のサイズや形式が異なるため、提出方法をしっかりと確認することが大切です。
以下の記事では、就活写真のサイズについて解説しています。
就活写真は「どこ」で「いつ」撮る?
就職活動で使用する証明写真は、第一印象を左右するため、撮影方法やタイミングに注意が必要です。
撮影方法としては、写真館やスタジオでのプロ撮影、スピード写真機、自撮りの3つがあげられます。しかしながら、自撮りは適切な機材を調達したり、背景や光の調整などに技術が必要で、証明写真としてのクオリティを確保するのはむずかしいでしょう。
スピード写真機は手軽ですが、ひとりひとりのよさを引き出しにくく、応募先の職種にふさわしい印象を作るには限界があります。そのため、初めて証明写真を撮影する人やしあがりにこだわりたい人には、撮影環境がととのっている写真館やスタジオがおすすめです。
写真館やスタジオであれば、プロのカメラマンが姿勢や表情のアドバイスをしながら撮影してくれるため、より自然で好印象な写真が得られます。また、高画質のカメラや照明、背景がととのった環境で撮影することで、仕上がりのクオリティも格段に向上します。学校や知人の紹介、インターネットを活用して、信頼できる写真館を探してみましょう。
撮影のタイミングについては、それぞれの応募先に指定された時期に撮影すること、応募締切に間に合うようはやめに準備することが肝心です。就活シーズンは写真館が混雑するため、希望日時に予約が取れないリスクを考慮し、余裕を持って撮影を計画しましょう。ただし、はやすぎる撮影は、面接時に実物の印象と異なってしまう可能性があります。撮影日は試験日から逆算して、ベストなタイミングを見極めましょう。
以下の記事では、写真館のメリットや撮影のタイミングについてそれぞれ解説しています。
身だしなみをととのえる
就活写真は、応募先企業に好印象を与えるために、清潔感を第一に考えた身だしなみがもとめられます。
スーツはシワや汚れのないものをえらび、ネクタイやシャツの襟もともきちんとととのえましょう。また、髪型やメイクもナチュラルで好印象を与えるものがもとめられます。セルフでととのえるのがむずかしい場合は、プロのヘアメイクサービスを利用するのがおすすめです。
写真館やスタジオでは、ヘアメイクアップアーティストが在籍していることも多く、より高品質な仕上がりを期待できます。撮影前には自分でもセルフチェックをおこない、細部までととのえて、好印象の写真を撮影しましょう。
以下の記事では、就活写真を撮影するときのヘアメイクについて解説しています。
公務員をめざす人の就活写真とは?職業ごとのポイント
公務員をめざす人が就職活動で証明写真を撮影するときは、他の職種とは異なる特有の要件を満たし、試験官に好印象が与えられる写真を用意しましょう。
ここからは、前項でご紹介した就活写真の基本ルールをもとに、公務員をめざす人のポイントをご紹介します。
公務員にもとめられるイメージとは?
公務員は社会の信頼を背負う職業であるため、証明写真では特に「清潔感」と「誠実さ」が重要視されます。
写真撮影では派手さをおさえた髪型や服装で、表情をととのえ、落ち着いた雰囲気を心がけましょう。ただし、一言で公務員といっても、職種によってもとめられるイメージは異なります。
たとえば、警察官なら「厳格さと責任感」、消防士なら「冷静さと体力」、教員なら「親しみやすさと信頼感」、行政職では「堅実さと知的な印象」などがもとめられるでしょう。このように、自分がめざす職種の特性を理解し、それぞれにあった表情や身だしなみで写真にのぞむことが大切です。職種ごとの具体例を以下で確認し、理想の写真をめざしましょう。
以下に、公務員にもとめられるイメージの一例をまとめましたので、ぜひご参考ください。
【公務員にもとめられるイメージの一例※】
職種 | もとめられるイメージ | ポイント |
警察官 | 厳格さと責任感 | 真剣で引き締まった表情、規律を守れる信頼感と強い意志が伝わるイメージ |
自衛官 | 健康的で力強いイメージ | 規律と団結を重視する職務のため、端正で自信に満ちた表情、体力や精神的な強さを感じさせる清潔感のあるイメージ |
消防士 | 活力と機敏さ | 明るく健康的で、緊急時に冷静で頼れる人物像を強調するため、落ち着きと自信を持ったイメージ |
教員 | 親しみやすさと信頼感 | 子どもや保護者と接する職業のため、やわらかく穏やかな表情、指導者としての誠実さと安定感 |
行政職(国家・地方公務員) | 誠実さと落ち着き | 穏やかかつ、きちんと責任感を持っている印象、住民の信頼を得るため、清潔感と安定感のある雰囲気 |
裁判所職員(事務官・技官) | 正確さと信頼感 | 物事に冷静かつ客観的に対応できる姿勢を感じさせる表情、落ち着いた誠実なイメージ |
税務職員(国税専門官など) | 公正さと信頼性 | 税務業務に必要な緻密さや慎重さを感じる表情、誠実かつやわらかさを兼ね備える表情 |
研究職・技術職(技官、研究員など) | 専門知識と責任感 | 自信を感じさせつつ、親しみやすさもあるバランスの取れた表情、静かで集中力のある印象 |
海上保安官 | 警戒心と冷静さを兼ね備えた印象 | 信頼と毅然さ厳格さを示す表情 |
福祉職(社会福祉士、児童相談員など) | やさしさと親しみやすさ | 利用者に安心感を与えるため、穏やかでやわらかい表情、人との信頼関係を築く力があるイメージ |
※就活写真ドットコム調べ(2024年11月現在)
応募要項と締切の確認
証明写真は応募書類の一部として重要な役割を果たすため、提出期限を守らなければすべてが無駄になってしまいます。
各公務員試験には締切が設定されているため、はやめの準備が必要です。また、応募書類ごとに証明写真のサイズや形式が異なるので、応募要項を詳細に確認し、適切な準備を進めましょう。
サイズを確認する
証明写真の一般的なサイズは4.0cm×3.0cmですが、職種や試験によって異なることがあります。また、応募先によっては、デジタルデータの提出がもとめられることもあるため、事前の確認が必須です。特に公務員の場合、地域によってもサイズが異なる場合があります。規定外の写真は受理されない可能性があるので、応募要項をしっかりと確認し、必要なサイズで撮影をおこないましょう。
撮影データを受け取る
最近では、履歴書やエントリーシートのオンライン提出が増え、写真のデジタルデータを求められることが一般的になっています。
応募要項を確認し、jpgまたはpng形式でデータを受け取る準備をしましょう。また、解像度やファイルサイズの規定がある場合も多いため、撮影時に写真館スタッフに相談して最適なデータを準備してもらうことが大切です。データ形式や提出方法をしっかり把握しておくことで、提出後のトラブルを防ぐことができます。
公務員試験用の写真は、どこで撮るのが正解?
前項でもお伝えしたとおり、公務員試験用の証明写真は写真館やスタジオでの撮影がおすすめです。
さらに応募先に好印象を持ってもらいたいのであれば、就活写真に特化した写真館をえらびましょう。特に、公務員試験に対応した写真撮影の経験がある写真館なら、職種ごとにもとめられるイメージにあわせたアドバイスが受けられるため、仕上がりが格段によくなります。プロのカメラマンによる適切なライティング、表情やポーズ指導により、自撮りやスピード写真機ではむずかしい、細部までととのった写真を手に入れましょう。
公務員の就活写真、具体的なタイミングはいつ?
公務員試験の証明写真は、受験者の第一印象を左右する重要な要素です。
各職種の出願時期や試験日程にあわせて、適切なタイミングで撮影をおこなうことがもとめられます。特に試験が近づくと写真館の予約が埋まりやすくなるため、はやめの撮影を心がけましょう。就活シーズンは写真館が混雑しやすく、希望の日時に予約が取れない場合もあります。また、撮影後に「もっとよい表情にしたい」「服装をととのえ直したい」などの理由で再撮影が必要になったという経験談も数多く聞きます。このような事態に備えるためにも、余裕を持って準備することが重要です。
さらに、公務員試験はスケジュールがタイトなため、応募書類の提出期限を逆算して撮影日を設定することが理想的です。たとえば、試験の出願時期が5月であれば、4月中には撮影を済ませておくと安心でしょう。
2024年度を参考に、主要な公務員職種ごとの出願時期、一次試験、二次試験の日程、および証明写真撮影に最適なタイミングをまとめましたので、撮影スケジュールの計画にお役立てください。
【代表的な公務員職種の証明写真撮影におすすめなタイミング※】
職種 | 出願時期 | 一次試験 | 二次試験 | 証明写真撮影におすすめなタイミング |
警察官 | 3月~5月(都道府県警察による) | 5月~6月 | 6月~7月 | 2月~3月上旬 |
自衛官 | 3月~5月(一般曹候補生・幹部候補生の場合) | 5月~6月 | 6月~7月 | 2月~3月上旬 |
消防士 | 4月~6月(自治体により異なる) | 6月~7月 | 7月~8月 | 3月~4月上旬 |
教員 | 4月~5月(都道府県教育委員会による) | 7月 | 8月~9月 | 3月~4月上旬 |
行政職 | 国家公務員出願時期:2月~3月 地方公務員出願時期:3月~5月(自治体による) | 国家公務員:4月~5月 地方公務員:6月~7月 | 国家公務員:5月~6月 地方公務員:7月~8月 | 1月~2月上旬 |
※就活写真ドットコム調べ(2024年11月現在)
上記は予想となりますので、各職種とも、最新の情報を各自治体や機関の公式ウェブサイトで確認し、適切な時期に証明写真を準備することが重要です。
また、証明写真は1ヶ月〜6ヶ月以内に撮影されたものをもとめられることが多いため、撮影日の予約をはやくしすぎないように注意しましょう。
公務員採用試験用の身だしなみに関するポイントや注意点
公務員試験の証明写真を撮影するときは、一般的な就活写真と同じように、清潔感を重視しましょう。
男女ともに黒髪で、派手すぎるヘアスタイルやアクセサリー、濃いメイクはさけ、シンプルでナチュラルな印象を与えることが大切です。
また、撮影前日には十分な睡眠をとり、健康的な顔色でいられるように心がけましょう。プロのヘアメイクサービスを利用すれば、自分では気づきにくい部分もととのえてもらえるため、より完成度の高い写真が期待できます。公務員採用試験は、あなたの将来に直結する大切な機会です。そして、証明写真の提出は大切なステップとなります。しっかりと準備し、自信を持って撮影にのぞみましょう。
以下の記事では、ヘアメイクについて解説しています。
男性編:公務員試験用写真のヘアメイク手順とポイント
就活写真では、身だしなみをととのえるために男性もヘアメイクをおこないます。
普段は馴染みのない人も、清潔感や信頼感をアップさせるために、公務員試験用写真の撮影に適切なヘアセットやメイクアップをしましょう。
【ヘアスタイル】
- 黒髪短髪が基本:前髪は眉にかからないようにし、耳や襟足もスッキリとととのえることが大切です。
- 髪のボリュームを調整する:髪がペタッとしないように、適度に整髪料を使って立体感を出すと好印象です。
- 整髪料を使用する:グリースやワックスを使い、ナチュラルなツヤを出しつつ、ととのったヘアスタイルを心がけましょう。
【メイクアップ】
- 撮影前からスキンケアをする:撮影前には化粧水や乳液を使い、乾燥やテカリを防ぐことが重要です。
- ヒゲを剃る:ヒゲはきちんと剃りましょう。青髭が気になるときは、コンシーラーで軽くカバーすると目立ちにくくなります。
- ニキビやクマをカバーする:必要に応じて、コンシーラーを軽く使用して肌の見え方をととのえましょう。
【眉毛のととのえ方】
- 太さを保ちながらととのえる:自然な形を意識しつつ、余分な毛を処理すると清潔感が出ます。
- 左右対称にする:アーチの高さや太さを確認し、バランスをととのえましょう。
女性編:公務員試験用写真の女性のヘアメイク手順とポイント
公務員をめざす女性は、普段のメイクアップとは異なり、ポイントをおさえた「撮影用のナチュラルなヘアメイク」をおこなうことが重要です。
【ヘアスタイル】
- 前髪は顔が見えるようにセットする:前髪は額を少し見せるか、眉にかからないようにととのえると清潔感を演出できます。
- 長い髪はまとめる:髪が長い場合はポニーテールやハーフアップでスッキリとまとめましょう。
- ヘアアクセサリーは使用しない:基本的にヘアアクセサリーは使用しません。髪を束ねたり、ととのえるためのヘアゴムやヘアピンの使用は問題ありませんが、できるだけ目立たない色やデザインのものをえらぶと、落ち着いた印象になります。
【メイクアップ】
- ベースメイク:自分の肌の色に自然にマッチするファンデーションで、肌を均一にととのえると清潔感が高まります。
- 眉メイク:ナチュラルでととのった形を意識しましょう。眉尻を少し長めに描くと落ち着いた印象になります。
- アイメイク:薄いブラウン系のアイシャドウと、ナチュラルブラックのマスカラを軽く使用します。アイラインは細めにし、黒目を中心に仕上げるとナチュラルです。
- チーク:ほんのり血色感が出る程度に、ピンク系のチークを使用しましょう。
- リップ:自然な血色に見える薄いピンクベージュやコーラル系がおすすめです。グロスを使うときは、できるだけひかえめにして上品に仕上げましょう。
【肌のケア】
- テカリを防止する:撮影前にフェイスパウダーで余分な皮脂を抑えることがポイントです。
- ニキビやクマをカバーする:コンシーラーを使い、肌の色ムラを補正して清潔感をアップさせましょう。
以下の表では、代表的な公務員の職種について、もとめられると予想されるイメージにあわせたヘアメイクのポイントをまとめましたのでご参考ください。
あなたがめざす職業と自分らしさのバランスを考慮して、取り入れてみましょう。
【代表的な公務員のイメージにあわせたヘアメイクのポイント一例※】
警察 | 眉をととのえ、ニキビや肌荒れをカバーする程度のナチュラルメイクが適切です。 |
自衛隊 | 極めてシンプルなヘアスタイルとメイクで、清潔感を重視しましょう。 |
消防 | 派手さを抑えつつ、健康的な印象を与えるメイクが好まれます。 |
教員 | 穏やかで信頼感のある印象を与えるメイクが効果的です。 |
行政職 | 地味すぎず、かつ華美にならないバランスの取れたメイクを心がけましょう。 |
※就活写真ドットコム調べ(2024年11月現在)
すべての公務員に共通する服装のポイントと注意点
公務員試験用の証明写真では、派手さよりも信頼感や誠実さを重視した服装がもとめられます。専門学生・短大生・大学生・社会人はスーツを着用します。
高校生の場合は制服でも問題ありませんが、応募する自治体や職種によっては指定があるため、事前に確認することが重要です。夏服・冬服の指定があるときは、それに従いましょう。
そして、清潔感を与えるためには、服装の状態も重要なポイントです。スーツは撮影前にクリーニングを済ませ、シワを伸ばしておきましょう。制服をえらぶ場合でも、シワや汚れがないように注意します。襟やネクタイ、ボタンの留め忘れなど細部もととのえて、きちんとした印象を与えることが大切です。撮影直前には鏡で全体を確認し、襟もとや髪型の乱れを最終チェックしましょう。
また、華美な印象を与えるアクセサリーは男女ともに着用NGです。公務員として誠実さを伝えるためにも、シンプルで落ち着いた服装を心がけましょう。
男性編:公務員試験用写真の服装ポイントと注意点
【スーツ】
公務員試験では、スーツの色やサイズ感が重要です。
基本の色は黒、ネイビー、ダークグレーの無地で、目立つストライプなどの柄物はさけましょう。肩幅や袖丈が体にあったスーツをえらび、だらしなく見えないように注意が必要です。また、ボタンの留め方にも気をつけましょう。立った状態では上からひとつまたはふたつを留め、着席時には一番下のボタンを外すとシワが寄りにくいです。制服はネクタイの締め方にも注意が必要です。
【シャツ】
無地の白シャツが基本です。
襟の部分はしっかりとアイロンがけをし、シワや汚れがないものを使用しましょう。
【ネクタイ】
赤系や青系のシンプルなデザインが好ましいです。
派手な柄や色はさけ、結び方にも注意しましょう。ネクタイの幅やシャツの襟とのバランスを考慮し、きちんとした結び目でととのえ、結び目がゆるくならないよう気をつけてください。
女性編:公務員試験用写真の服装ポイントと注意点
【スーツ】
スーツの色は黒、ネイビー、ダークグレーの無地が基本です。
写真撮影時にはパンツスーツまたはスカートスーツのどちらでも問題ありませんが、面接時にも同じスーツを着用する場合は、サイズ感に注意し、体にフィットしすぎず、動きやすいものをえらびましょう。また、袖・裾・スカート丈や肩幅が適切かどうか確認することが大切です。制服を着用するときは、リボンが曲がっていないかを事前にチェックしましょう。
【インナー】
シャツやブラウスはシンプルな白無地デザインをえらびましょう。
フォーマルな印象に見えるスタンダードな襟付きのレギュラーブラウスを着用し、一番上のボタンまでしっかりと留めます。レースやフリルが目立つデザインや、開襟襟タイプはさけ、かっちりとした印象の写真をめざしましょう。
写真の表情・構図・ポーズに関するポイントと注意点
公務員試験用の証明写真は、あなたの真面目さと信頼感を伝える重要な要素です。
清潔感を第一に考え、適度にリラックスした表情づくりを心がけましょう。
男女共通の構図とポーズ
撮影するときは、カメラと適切な距離を保ち、自然な目線と落ち着いた表情を維持することが成功する秘訣です。
椅子に腰かけ、カメラのレンズをまっすぐ見て、肩を水平に保ち、首や頭が傾かないように注意しましょう。顎を軽く引くことで、シャープなフェイスラインや凛々しい印象になります。
写真館での撮影は、プロのカメラマンから表情や姿勢の細かな調整をアドバイスしてもらえるため、より安心して準備が進められます。
男性編:公務員試験用写真の表情の作り方
公務員試験用の証明写真は、真面目さや清潔感を伝える第一歩です。
男性は、真顔や過度に堅い表情、葉を見せる笑顔はさけ、自然で落ち着いた表情や、自信のある表情で撮影しましょう。
視線はまっすぐにカメラへ向け、肩や頭の位置をととのえ、堅苦しさをさけながらも誠実さを感じさせる姿勢で撮影します。試験管や面接官に好印象を与えられるように、カメラマンからアドバイスを受け、最適な写真をめざしましょう。
女性編:公務員試験用写真の表情の作り方
公務員試験用の写真では、女性らしさややさしさだけでなく、信頼感や誠実さを伝える自然な表情がポイントです。
歯を見せる笑顔ではなく、口角を軽く上げ、健康的で落ち着いた印象を心がけましょう。目線はカメラに自然に向け、目が細くなりすぎないように意識することが大切です。また、姿勢や頭の位置をととのえ、全体のバランスをチェックしましょう。
就活写真を写真館で撮影したい!流れやポイントとは?
就活証明写真は、きちんとプロセスを守ることでスムーズに撮影ができます。以下の記事では、一般的な就活写真の撮影の流れや基礎知識について解説しています。
ただし、撮影の流れやルールは写真館によって異なることもあるので、予約時に確認するようにしましょう。
撮影を成功させるポイント7選
就活写真は、背景・照明・衣装・ヘアメイクなどに注意を払うことで、より好印象な写真に近づけることが可能です。
すでにご紹介している項目もありますが、撮影前・撮影当日・撮影後には、改めて以下の7つのポイントを確認してみましょう。
背景色とライティング
背景とライティングは、写真の印象を左右する重要な要素です。
希望する業界の許容範囲内で、見せたい印象や企業にマッチした雰囲気を叶える背景や照明を設定しましょう。
一般的に、就活写真は白や青などの無地の背景を使いますが、業界に応じて異なる色をえらぶことも可とされています。写真館であれば、プロのカメラマンが顔の陰影を美しく見せるために、照明を最適な設定にしてくれるのでおすすめです。
以下の記事では、背景色ついて解説しています。
ヘアセット&メイクアップ
証明写真は、「会ってみたい」「一緒に働きたい」と思ってもらうことが重要となります。
そのためには、企業がもとめているイメージであることも大切ですので、男女ともに清潔感のあるヘアメイクを心がけて撮影しましょう。
一般的に、男性は髪をととのえ、無精ひげをさけます。女性はナチュラルメイクを心がけ、過度な派手さをおさえるようにします。就活写真にふさわしい清潔感のあるヘアセットやメイクアップを心がけましょう。
服装や身だしなみに気をつける
就活写真の撮影時、男女共に基本的にはスーツを着用します。
一般的な企業に応募する場合も、新卒生はリクルートスーツ、職種や転職者はスーツ以外にもオフィスカジュアルを着用することがあります。
スーツをえらぶときは、無地の黒や紺、そして白いシャツが定番です。どの服装でも、シワや汚れをさけて清潔感を重視しましょう。また、アクセサリーはひかえ、シンプルな装いが好印象を与えます。就活写真はあなたの第一印象を決めるため、細部にまで注意を払って撮影しましょう。
以下の記事では、一般的な就活写真のヘアメイクと服装について解説しています。
構図・表情・ポーズ
就活写真は、基本的にリラックスした状態で撮影にのぞみ、自然な表情を心がけてください。
また、構図やポーズは、めざす職種によって変えることが大切です。たとえば、営業職なら自信を感じさせる表情、接客業なら明るく親しみやすい表情など、職種に応じた表情やポーズも工夫してみましょう。このとき、構図やポーズは、カメラマンと相談し最適な表情やポーズを見つけられると理想的です。
以下の記事では、構図・表情・ポーズについて解説しています。
レタッチ
レタッチは、ニキビや肌荒れなど一時的な肌のトラブルを補正するためにおこないます。
ただし、不自然な仕上がりは逆に悪印象を与えることがあるため、第三者からの目線で見たときに、自然な仕上がりをめざすのがポイントです。レタッチは適度におこない、自然な美しさを引き出すようにしましょう。写真館では、撮影後にレタッチも依頼できることが多いので、予約時にオプションの有無や範囲の確認をおすすめします。
サイズと受け取り方
就活写真は、応募先の指定サイズや形式にあわせるとすぐに使えるので便利です。
一般的な履歴書用のサイズは4.0cm×3.0cmですが、企業によって異なるため、応募要項をかならず確認しましょう。
また、写真の受け取り方法も重要です。印刷形式だけでなく、データ形式で受け取ると、後で焼き増しや再提出が必要になったときにも対応しやすくなります。
以下の記事では、就活写真のサイズについて解説しています。
料金の確認
就活写真の撮影では、料金も重要な要素です。
予約時に、撮りたい写真が予算内におさまるかをかならず確認しましょう。高額だからといって無条件によい写真が撮れるわけではありませんが、料金が安すぎる場合はサービスが不十分なこともあります。また、当日オプションを追加することも考慮して、支払い方法や料金プランを事前に確認し、準備をととのえておくと安心です。
自信と誠実さを表現する表情で公務員試験に挑もう
公務員試験用の証明写真は、職種ごとにもとめられるイメージを理解し、それぞれにあった表情や服装で撮影することが大切です。清潔感と誠実さを兼ね備えた一枚を用意することで、試験管や面接官に好印象を与えられるでしょう。
撮影前には身だしなみをととのえ、清潔感のある服装とナチュラルなヘアメイクを心がけ、写真で自分の魅力を最大限にアピールしましょう。プロのカメラマンやヘアメイクアップアーティストがいる写真館を利用することで、より高品質な仕上がりが期待できます。
この記事のポイントを参考に最適な一枚を準備し、自信を持って公務員試験にのぞんでください!
※本記事の内容は、すべて就活写真ドットコム調べ(2024年12月現在)です。
※詳しい情報や実際の応募要項などは、公式情報をご確認ください。