
就活写真の疑問をすっきり解決!基礎知識やヘアメイクなどのQ&A
就職活動において、第一印象を左右するのが証明写真です。
証明写真は非常に重要な応募書類のひとつではあるものの、就活に際してはじめて証明写真を撮るという人も少なくありません。また、これから転職を考えている人であっても、撮影の基本や注意点、どのように準備をすすめるかなど、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。
本記事では、新卒生と転職者のどちらにも役立つ、「こんなときどうする?」という質問に対して、就活写真ドットコムがアドバイスをまとめました。
「どこで、どうやって撮るの?」「なにを準備したらよいの?」といった基本的な疑問から、判断の難しいヘアメイクに関する質問や、選考が進むにつれ生まれる疑問にもお答えしています。これから就活を予定しているみなさまは、ぜひお役立てください。
就活写真の基礎知識についてのQ&A
就職活動に使う証明写真を撮るときは、「わからないことばかりで不安だった」「戸惑うことが多かった」というお声が多く寄せられます。
特にはじめて撮影をするときは、基礎知識をおさえて、疑問や不明点をクリアにし、しっかりと準備して、撮影当日をむかえるようにしましょう。ここからは、就活写真の基本的な質問に対してお答えしていきます。
そもそも、「就活証明写真」ってどんなもの?
就職活動における証明写真(以下、就活写真という)は、応募時の履歴書やエントリーシートに添付する「本人確認をする写真」です。
企業の採用担当者にとって、あなたの第一印象を左右する非常に重要な一枚となります。そのため、あなたらしさを大切にしつつ、自信にあふれる表情であったり、応募する企業の雰囲気にマッチした写真を撮影し、採用担当者から好印象の仕上がりを目指すようにしましょう。
以下の記事では、就活写真就活写真を写真館で撮影するためのポイントを解説しています
就職活動で知っておきたい「メラビアンの法則」
みなさんは、「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?
この法則は、1971年に心理学者アルバート・メラビアンが提唱したもので、人間がコミュニケーションから受け取る情報の割合を示しています。その内訳は、言語情報(話の内容)が7%、聴覚情報(声のトーンや話し方)が38%、視覚情報(見た目や表情)が55%を占めるというものです。特に視覚情報が第一印象に大きく影響するといわれていることから、この法則は「7-38-55ルール」や「3Vの法則」とも呼ばれます。
この法則によると、第一印象は出会ってわずか3秒で形成され、その印象がその後の評価に影響を与えるともいわれています。このことから、就職活動では、写真の表情や服装、髪型といった視覚的な要素が特に重要であることがうかがえます。応募先の企業や職種にあったイメージを演出するなど、上手に活用することで、自分の魅力を最大限にアピールできるでしょう。
このように、メラビアンの法則を意識した証明写真や面接時の身だしなみの準備は、採用担当者によい印象を与えるための効果的な手段です。この法則を活用し、就職活動を成功へと導きましょう。
就活写真はどこで撮影しますか?
就活写真の撮影場所は、専門的な機材や環境が整っている写真館やスタジオがおすすめです。
プロのカメラマンによる撮影では、姿勢や表情について的確なアドバイスを受けられるため、スピード写真機や自撮りよりも仕上がりのクオリティが高まります。また、ヘアメイクアップアーティストがいる写真館やスタジオを選べば、髪型やメイクアップをプロに依頼することも可能です。
このように、サポート体制が整っている環境であれば、はじめての撮影でも安心してのぞめます。写真館やスタジオはそれぞれ得意とする撮影内容や、仕上がりの写真の雰囲気が違うので、複数を比較し、自分に合った場所を選びましょう。
以下の記事では、就活写真を写真館で撮影するメリットやスタジオ撮影のコツを解説しています。
就活写真を撮るコツってありますか?
就活写真は、背景・構図・表情・姿勢によって印象が左右されます。
背景は白や青、グレーなどの無地が無難です。そして、顔と体の周りに適度な余白を確保した構図で、全体のバランスを整えましょう。表情は、目をしっかり開け、軽く口角を上げるのが、明るく好印象に写るポイントです。
このようなポイントを意識することで、応募先にマッチする写真を撮影しましょう。
写真が苦手です。緊張して表情がこわばってしまいます。
写真を撮られることが苦手という人の中には、1対1でカメラを向けられるのが苦手という人もいるのではないでしょうか。
特に、写真館やスタジオのように、普段いかない場所や緊張するシチュエーションだと、写真撮影に抵抗がない人でも普段しない緊張をしてしまうことがあります。
一方で、就活写真では、求められる清潔感や誠実さとともに、「自分らしさ」を伝えることも大切です。
そのためにも、自然な表情で撮影することが見る人に好印象を与えるポイントとなりますので、撮影当日までに表情づくりの練習をしてみましょう。たとえば、鏡の前で表情を確認したり、自撮りした写真を第三者的な目線で確認することが効果的です。カメラに対する抵抗を減らすため、家族や友人に撮影してもらうのもよいでしょう。
また、写真館で撮影する場合は「カメラが苦手」と伝えることで、カメラマンがリラックスできるアドバイスや緊張を和らげる工夫をしてくれるので、ぜひ相談してみてください。
以下の記事では、就活写真を撮影するコツについて解説しています。
就活写真のサイズは決まっていますか?
まず、就活写真のサイズには、明確な規定はありません。
一般的には、印刷の場合「4.0cm×3.0cmが標準」とされていますが、実際はそれぞれの企業の指定するサイズを遵守することが大切です。また、Webで応募する場合は、形式やデータのサイズにも注意しなくてはなりません。応募要項や募集条件をきちんと確認し、応募先となる企業にあわせて用意しましょう。
以下の記事では、就活写真のサイズや枚数について解説しています。
就活写真に有効期限はありますか?
就活写真は、明確な有効期限の規定はありませんが、一般的な証明写真同様に「3か月以内、もしくは、長くても6か月以内のもの」とされることが多いです。
企業によっては「半年以内に撮影したもの」という時期を設けている場合もありますので、十分に注意し、応募先の指定にあわせましょう。ただし、見た目に変化がある場合は再撮影が必要となることもあります。早すぎる時期の撮影は、撮り直しの手間がかかることもあるので注意しましょう。
就活写真は何枚くらい用意すればよい?
枚数は、ご自身が応募する企業の数によりますが、一般的に20〜30枚のストックを用意しておくとよいといわれています。
就活をしていくなかで、応募したい企業が増えたり、書類作成時に折れたり貼り損じることがあるので、多めに用意しておくと安心です。ただし、前項でご説明したとおり、就活写真には有効期限があります。期限が切れてしまったり、枚数が多すぎると余ってしまうので気をつけましょう。
以下の記事では、就活写真を撮影するタイミングについて解説しています。
髪型・メイク・服装に関してのQ&A
非常に多く寄せられる質問が、就活写真の髪型・メイク・服装についての内容です。
特にこの3点は、あなたの印象を左右する要素となりますので、しっかりとポイントをおさえておきましょう。
就活写真を撮るときのヘアメイクや服装で気をつけることは?
就活写真の服装やヘアメイクは、清潔感がなにより重要です。
ネクタイの曲がっていたり、服のシワやホコリ、メイクや髪型の乱れは、第一印象に影響を与えかねません。自分自身が納得して提出できるような写真に仕上げるためにも、細部まで整え、誠実で爽やかな印象を目指しましょう。
ヘアセットやメイクが苦手
就活写真の撮影をするときの髪型やメイクは、日常的なヘアアレンジやメイクとは異なり、就活にふさわしいものでなくてはなりません。
特に普段ヘアメイクをしない人や、ヘアメイクが苦手だという場合は、プロのヘアメイクさんがいる写真館に依頼するのがおすすめです。プロの技術は、面接をするときのヘアメイクの参考にもなります。
なにを着たらいいのかわからない
一般企業に応募するための就活写真であれば、リクルートスーツで撮影します。
男性も女性も、黒やネイビーの無地スーツを着用するのが一般的です。ただし、ファッションや美容などの業界ではスーツの指定がない場合もありますので、応募先の募集要項にあわせて選びましょう。
髪は染めてもよいの?ピアスやマツエクは?

一般的に黒髪が好まれるものの、業界によっては暗い茶色も許容される場合があります。
就活写真を撮影するときは、華美な印象を避けるため、ピアスなどのアクセサリー類やマツエクはせず、自然な印象を心がけましょう。
髪型が変わった
就活写真は実物と一致していることが理想です。
多少の変化なら問題ありませんが、大幅なイメージチェンジがある場合は、新たに撮り直すことをおすすめします。できるだけ面接時を想定し、髪型やメガネの有無などを統一しておきましょう。
以下の記事では、就活写真就活写真にふさわしい髪型・メイク・服装ついて解説しています。ヘアメイクに関する質問も掲載しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください
そのほかの質問について
就活が進むと、予想外の質問や新たな疑問が生じることも多いものです。
たとえば、「就活写真はセルフ撮影ができるのか?」「業界によって撮影方法は異なるのか?」など、基本的なポイントをおさえた後に気づく点も出てきます。みなさんが自信を持って就活写真撮影にのぞめるよう、ここからは細かい疑問や不安に対してお答えしていきます。
就活写真を撮る予算がない
就職活動をはじめるにあたり、スーツ・靴・カバンなど、用意するものがたくさんあります。
さらに、応募する企業ごとに履歴書やエントリーシートを用意したり、面接に進めば交通費もかかるものです。このように直近で必要な費用を優先したところ、「就活写真を撮る金銭的余裕がなくなった」ということもあり得ます。写真撮影は安い買い物ではありませんので、カットできれば大きく費用が浮くという考えをお持ちの人もいらっしゃるでしょう。しかし、就活写真は、応募先にあなたの第一印象を伝える大切な応募書類のひとつです。撮影予算をゼロにするのではなく、節約してコストをおさえることをおすすめします。
節約しながらも品質を確保するためには、複数の写真館のプランや料金を比較検討するのがおすすめです。
今は、非常に割安で、高品質な証明写真を撮影してくれるスタジオがありますし、学生割引や期間限定キャンペーンを利用すると、より手頃に撮影できる場合もあります。ご自身の予算にあわせて、計画的に準備しましょう。
就活写真は自分で撮れますか?
結論からいうと、就活写真をセルフで撮影することは可能です。
ただし、写真館やスタジオでの撮影と比較すると、画質や照明、構図に差が出るため、プロの仕上がりには届きにくいです。
証明写真は、就職活動の未来に大きな影響を与えるものであり、「写真を見た相手がどう思うのか」「どんな印象を持ってほしいのか」という部分が非常に大切になります。自信を持って応募するためにも、就活写真ドットコム編集部としては写真館やスタジオでの撮影をおすすめしています。自分で撮影する場合は、光の当て方や背景の選び方に工夫を凝らし、清潔感が伝わるようにしましょう。
以下の記事では、就活写真をセルフで撮る方法と注意点について解説しています。
他の業界も受けることになった!写真はすでにあるものを使ってもよい?
就職活動をしていくうえで、自分の可能性を広げるために応募する業界を増やしたり、変えたりすることもあるでしょう。
このような変更はご自身の将来にとって非常に効果的な選択であるものの、就活写真は、業界や職種によって印象や雰囲気を重視するポイントが異なるため、応募先のイメージにあわせて撮り直すのが理想的です。応募する業界や企業にあわせることにより、よりよい印象をアピールできます。
就活写真の撮り方は、職業別に異なるの?
職種によって求められる写真のスタイルが異なることもあります。
たとえば、一般的な企業への応募は基本的にバストアップ写真のみですが、アナウンサーやキャビンアテンダントでは全身写真が必要な場合もあります。このように、業界・職種・企業によって求められるものが異なるため、応募先に応じて、構図・ヘアメイク・表情も変えて撮影しましょう。
以下の記事では、応募する業界や職種ごとにふさわしい就活写真を解説しています。
新卒です。はじめて就活写真を撮るときに、気をつけることはありますか?
新卒で、はじめて就活写真を撮るときは、しっかりと準備を整えることが大切です。
そして、ただ撮るだけではなく、「疑問や不安な部分をクリアにして撮影をすること」も意識してみましょう。そのためにまずやるべきことは、写真館の下調べや予約、衣装など「しっかりと事前準備をすること」です。さらに、撮らなくてはいけない写真の規定サイズや、写真館での撮影料金などを明確にしておくことで、スムーズに納得した撮影をおこなえます。
はじめて就活写真を撮影するときは、宣材写真ドットコムの記事を参考にしていただくのはもちろん、実際に撮影をする写真館やスタジオに質問したり、アドバイスをもらって撮影にのぞむのがおすすめです。また、実際に就活写真の撮影を経験したOB、OGのアドバイスも就活におけるヒントとなるかも知れません。
以下の記事では、新卒生の方々から寄せられた質問を中心にお答えしています。また、宣材写真ドットコムがリサーチした「先輩たちの声」も掲載しておりますので、ぜひご参考ください。
就活写真は不安や疑問をクリアにしてから撮影しよう
この記事では、就活生の皆さんから寄せられる質問にお答えしました。
みなさんの疑問や不安が解決できていれば幸いです。
宣材写真ドットコムでは、就職活動に必須となる証明写真の基礎知識やヘアメイク、職種別の写真のポイントまで徹底解説していますので、ぜひほかの記事もご参考ください。
みなさんの就職活動を応援しています!
※本記事の内容は、すべて就活写真ドットコム調べ(2024年12月現在)です。
※詳しい情報や実際の応募要項などは、公式情報をご確認ください。